【引退ブログ Vol.10】 田部井智恵(マネージャー/経済学部/田園調布雙葉高等学校出身)
【引退ブログ Vol.10】 田部井智恵(マネージャー/経済学部/田園調布雙葉高等学校出身)

未楽、紹介ありがとう。
マネージャーを務めました、田部井智恵です。
未楽は、内部生が大多数を占める中での、数少ない外部生の仲間でした。フェンシングもJAPANレベルで、さらに大学2年生からダンスサークルに入り、3年生の時には一つのグループをまとめるリーダーにまで成長していて、本当に吸収が早いというか、運動能力が高すぎて毎回驚かされていました。
未楽が大学2年生の時に、「大学生になったらやることは3つあって、起業か、ダンスサークルに入るか、留学か。その中で俺はダンスサークルに入ったんだ」と話してくれたことをよく覚えています。
自分の価値観をしっかり持ち、それを貫く強さのある未楽は、とても素敵な友人です。
同期になれたことを、とても誇りに思っています。
これからも、誰とでもフランクに話し、マルチな才能で輝き続ける未楽の活躍を、心の底から応援しています。
これからもよろしくね。
さて、本題に入ります。
まず桑原先生、伊藤監督をはじめ澤田さん、さと子さんそしてご支援いただきましたOBOGの方々、コーチの方々、4年間本当にありがとうございました。
私が入部したのは、1年生の11月でした。
元主将の小澤が誘ってくれて見学に行き、そこで対応してくれたマネージャーの先輩がとても優しかったので、即入部を決意しました。今思えば、覚悟が足りなかったのかもしれません。
入部後、自分以外のマネージャーは全員慶應女子で、選手も内部生ばかり。正直、孤独を感じることもありました。人見知りだったこともあり、留学に行く前は、小澤がいるサーブルのシフトにしかほとんど入っていませんでした。
そんな中で初めて参加した7泊8日の春合宿では、密かに寂しくて泣いていたのはここだけの話です。
それまで競技の存在すら知らなかったので、リールや中間コードといった用具の名前を覚えるのにも必死でした。2年生で留学に行く前は、マネージャーの仕事に熱意を持って取り組めていなかったと思います。
先輩方の事務連絡の速さや仕事に対する熱量と比べると、自分はモチベーションの原料が見つからず、「自分はマネージャーに向いていない」と思っていました。誇りを持てませんでした。
留学中は、自分と向き合う時間が嫌というほどありました。その中で、自分のマネージャーとしての姿勢が甘かったこと、そしてそこから逃げていたことに気づきました。
それまで中途半端に向き合ってきた分も、全力で貢献したい。そう考えるようになり、大3の11月に帰国してから引退までの約1年、覚悟を決めて全力で走りきりました。
部に対する熱量が上がったとき、私はプレーヤーとマネージャーの間に大きな壁があることに気づきました。どれだけ応援の気持ちが大きくても、マネージャー1人で個人戦の応援に行くと、選手同士の実況解説が混ざった応援の輪に入れず、自分の無知さを痛感しました。
同時に、後輩マネージャーたちには、将来試合の応援に行ったとき、選手と本当の意味で一緒に応援できる未来があってほしいと思うようになりました。
唯ちゃん(2年マネ)とは、インカレ個人戦の応援でこの話をしたことをよく覚えています。1学年に1人しかいないマネージャーとして、マネージャーの存在意義を真剣に考えてきた唯ちゃんから学ぶことは本当に多くありました。ありがとう。
マネージャーの人数が少なくなって、現時点での業務量でも大変だと思うけど、審判とか種目担当マネとか、それ以外でもよりマネとプレーヤーの距離が近くなる方法をいろいろ試してみてね。
大3の春から「情熱のフルーレ」と言われる種目のメンバーと仲良くなれたことは、私の最後の1年で、人として大きく成長させてくれました。部活動に対する熱量が大きいフルーレ陣の影響で、「期待に応えたい」「支えたい」と思う、熱い人間にいつの間にか変わっていました。
小西とは大4の夏合宿で、初めて歯磨きの話をしましたね。
戸田が言い出しっぺとなり、8月に早慶戦タスクフォースが結成されてからの4ヶ月間は、文化祭前の準備のようで、忙しくもありましたが、振り返ると本当に楽しい時間でした。戸田がこの企画を始めていなければ、こんなに楽しい時間を過ごせなかったのかと思うと、感謝してもしきれません。
それぞれの得意分野で活躍し、小西はアプリを開発してくれ、毛塚はかっこいいPVや選手登場動画を作ってくれました。
ただ、目には見えない、形には残らない部分ところで、タスクフォース16人全員がそれぞれ頑張ってくれたからこそ、早慶戦は成功したのだと思います。本当にみんなお疲れ様でした。
同期18人、それぞれ部活やフェンシングに対する熱量の表し方は違っても、熱い生き方をするみんなのことを心から尊敬しています。本当に大好きでした。
そして、私はゼミの同期が大好きで、指導部の友人が早慶戦で応援部やチアがきてくれるように交渉してくれたり、アイスホッケー部の友人が早慶戦主幹として、熱心に準備を行なっている姿を見て自分も頑張らねばといい影響を与えてくれたり、チームメンバーもよく相談に乗ってくれました。武山ゼミに入ってよかったです笑本当にありがとう。これからもよろしくね。
今は、フェンシング部でマネージャーをできたことが誇りです。ただ、今でもマネージャーは向いてなかったと思います笑
最後に、早紀さん。引退ブログに早紀さんのこと書きましたよって言ったら笑う早紀さんを想像できますが、、笑
早紀さんと見学の日に銀たまでお会いした日から、今日までずっと見守ってくれてありがとうございました。生意気な後輩だったと思います。それでも、相談ごとにいつも真摯に向き合ってくれて、早紀さんの言葉で何度も救われましたし、頑張る活力でした。本当に感謝しています。ずっと私の先輩でいてください。大好きです。
次はエペの堤慶です。
入部してからというもの、なぜか同期から「顔が似ている」と言われ続け、気づけば私は姉、堤は弟という関係性になっていました。正直、今でも私は「似てない」と思っていますが、「似てるって言われるの嫌なの?」と何度も聞かれたのも、今となってはいい思い出です。ちなみに、彼のようなイケメンに似ていると言われて内心嬉しかったのは、ここだけの話です。
そんな堤は、エペのプレーヤーとして千葉県という遠方から週5で道場に通い続けるほど、フェンシング部、そして同期のことを大切にしていました。優しくて同期愛が強く、堤が同期にいてくれて本当によかったと心から思います。いじられキャラで、入部してすぐに話しやすい存在だったのを今でも覚えています。軽口を叩きながらも、実は誰よりも周りを見ていて、必要なときには黙って行動する。いざという時に頼りになる男でした。
姉と弟と呼ばれた私たちも、引退です。同じ目標を掲げ、共に頑張ってきた同期として、堤とここまで歩んでこられたことを誇りに思います。本当にありがとう。
それでは堤お願いします!!
