【引退ブログ Vol.11】 堤慶(エペ/法学部/慶應義塾高等学校出身)

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マネージャーの田部井からバトンを受け取りました、エペの堤慶です。

ちえちゃんは入部した時期が近いことや、顔が似ていることもあってフランクに接してくれて、入部したての頃はとても支えられました。ありがとう。
合宿や早慶戦にマネージャーとして全力で取り組む姿や、さまざまな問題があった同期の人間関係のバランスを取ろうとする姿から、部への強い愛を感じていました。
どんな時も率先して周りのために頑張る力強い姿に、たくさんのパワーをもらっていました。4年間一緒に戦ってこられて、とても光栄です。
そんな我々の姉貴のブログも、ぜひ読んでみてください!


7年間のうち、ほとんどは満足のいく結果が出せず、苦しい時間ばかりだったフェンシング人生でした。それでも、コーチの皆さんや先輩方、同期たちに恵まれ、最後まで続けてくることができたと思います。
結果が出ない自分を常に気にかけてくださったさと子コーチ、入交コーチ、小川コーチ、そして面倒を見てくださった早田さん、秋本さん、杏樹さん、和田さん、美也子さんに、この場を借りて特に感謝を伝えたいです。本当にありがとうございました。

自分の7年間を振り返ると、とにかく周りに恵まれた環境だったなと感じています。
強い団体メンバーのおかげで、自分の力だけでは一生見ることができなかったであろう「日本一の景色」を見ることができました。また、同じ時期に始めた同期や、やる気に満ちた後輩たちに囲まれ、最後は後悔なく引退することができました。本当にありがとうございます。

次に、7年間を通じて感じたことをもとに、後輩のみんなへのメッセージを書きたいと思います。伝えたいことは2つです。

1つ目は、一緒に練習する仲間を大切にしてほしいということです。
20数年しか生きていない中で、最低でも4年間、高校から続けている人は7年間を、週5回仲間たちと顔を合わせるという経験は、部活動に所属する以外ではなかなかできないと思います。一生のうち、これほど同じ時間を共有する仲間は、今後の人生でもそう多くは現れないのではないでしょうか。
この貴重な縁をぜひ大切にし、何でもさらけ出せる関係を築いてほしいです。

2つ目は、自分の努力を否定しないでほしいということです。
毎回の5本勝負で勝ち負けがつき、試合や部内戦のたびに順位が決まり、自分の立ち位置がはっきりしてしまうのがフェンシングというスポーツです。うまくいかない時ほど、結果だけを見て周りと比べてしまうこともあると思います。
もちろん、結果にこだわることはとても大切です。ただ、結果が出るまでにかかる時間や、大きく伸びるタイミングは人それぞれだと思います。大事なのは、自分を否定せず、努力し続けることです。
コツコツと継続して取り組んでいれば、周りとは違うタイミングでも、どこかで自分が望んでいた結果にたどり着く瞬間がきっと来ます。このことを頭の片隅に置きながら、楽しんで頑張ってくれたら嬉しいです。

拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

さて、次は7年間苦楽を共にしてきたエペの戦友、南里夏生です。

彼は高校一年生の時からの同期で、最寄りが近いこともあり、部内でも一番一緒に過ごした時間が長い存在だと思います。高校一年の地獄のような夏合宿や大学練、そして全国選抜優勝や大学四冠まで、本当にさまざまな瞬間を共にしてきました。だからこそ、同期の中でも特別な思い入れがあります。

正直、モチベーションを失って練習に来なくなることも何度かありましたが、やると決めた時の熱量は本物で、その姿に何度も刺激を受けてきました。僕が7年間フェンシングを続けてこられたのも、彼の存在が大きかったと思います。

ムラも含めて人間味のある、熱い男・南里夏生。
彼がこの引退ブログ
何を語るのか、ぜひ楽しみにしていてください。
それでは、よろしくお
いします!