【引退ブログ Vol.12】南里夏生 (エペ/経済学部/慶應義塾高等学校出身)
【引退ブログ Vol.12】南里夏生 (エペ/経済学部/慶應義塾高等学校出身)

堤紹介ありがとう、紹介の言葉にもあったように熱いイケメン・南里夏生です。
堤との関係は「戦友」という言葉がぴったりですね。高校1年生の時に出会い、大学4年に至るまで、苦楽を共にし駆け抜けてきました。高校時代のポケモンGO、眼鏡破損は一生忘れません。
そんな堤は、高校から大学に上がるときに最も垢抜けた男です。大学の堤しか知らない人は想像つかないかもしれませんが、昔の堤は分厚い眼鏡をかけ、猫背で千葉の土がついたお芋ちゃんでした。高3の卒業間際には、堤の大学生活を案じてしまうほどでしたが、いらぬ心配でした。かっこよくなったね。
堤は部活において本当に心の支えになっていました。1年の10月にうっかり入部してしまい、つらい二か月でしたが、12月に堤が入部してくれたことがとてもうれしかったのを覚えています。堤は誰よりも部員の姿に目を配る存在だったと思います。特に同期には種目の垣根を超え、優しい言葉をかけていた場面を何度も見てきました。優しく、素直な彼の態度に救われた人はたくさんいるのではないでしょうか。
7年間本当にありがとう、これからもよろしく。
ここからは本題の引退ブログを書かせていただきます。
序盤にうっかり入部をしてしまったと書きましたが、本当にうっかりでした。待っていたのは過酷な練習環境と、高校と比較にならないほどのレベル差でした。すっかり負け癖がついてしまい、予選突破も3年間で片手に収まるほどです。「エペじゃなければ、左じゃなければ、フェンシングじゃなければ」そんな情けない考えを何度もしました。今は自分の選択に後悔はないですが、期待をしてくれていた数少ない人には申し訳ないと思います。
結果が大好きな自分が結果を残せない、結果を残すような行動をしていない。そんな自分が嫌でしたが、いつのまにか関カレ・慶早戦が終わり、納会が終わり、今では締切が過ぎた引退ブログを書いています。(引退しても迷惑かけてごめんなさい)
そんな僕が納会でむせび泣くほどの感謝で引退できたのは、ひとえに周囲のひとのおかげです。先輩・後輩・同期、関わってくれたすべての人が驚くほどできた人間でさすが慶應、さすが体育会だと思いました。
ここでは特に手紙をくれた戸田、ブログでメッセージをくれた伊勢にお返事を書かせていただきます。
・親愛なるおでこ・戸田拓海へ
初めて会ったのは、実は小5か6の大船校SAPIXだね、覚えているかな?高校フェンシング部入部して2か月ほどしてやっと気づいたよ。俺は頭が良い奴と顔が良い奴は無条件で好きだから、どっちも兼ね備えている戸田のことはずっと好きだよ♡。戸田の長い話もワクワクしながら聞いてた。戸田は本当に部活が好きで、でもなぜかいろいろな人と衝突もあって、しかも医学部で と俺の何倍も濃い人生を送っているんだなと単純に感心してたよ。部活での7年間本当にありがとうね、開業医になったら俺の孫の代まで無料で診断してね。 P.S. 禿げすぎ注意
・伊勢碧へ
伊勢とのファーストコンタクトは高校の部活見学の際、初対面で肘を触られたことだね。初対面なのになぜか不快感がなく、こいつは大した奴だと直感したのを覚えているよ。22年間の人生でお前ほど人たらしな人間に会ったことがない。弁護士になったら、裁判官の懐に入り込んでどんな人でも無罪にできるんじゃないかな?いざとなったらよろしくね。部活では伊勢にしか分からない苦悩、俺が伊勢の闘志を削いでしまった瞬間もあったかもしれないね。ほんまごめん、でもそばにいてくれて嬉しかったよ、これからもよろしくね。ところで、浮気の裁判って勝てる?
・後輩たちへ
これから時間が経つにつれて、部活への思いであったり、それぞれの取り巻く環境が変わってきて組織としてまとまらない時期があるかもしれません。でも、俺が見てきた部員たちはお世辞抜きで本当に良い子たちで、全員食べたいちゃいくらいかわいいと思っています。一時ギスギスすることもあるかもしれませんが、一時的なものです。みんなとっても良い子だから、それぞれに対してリスペクトを持って接してくれることを願っています。
僕のブログは以上にして、次の人につなぎたいと思います。
次は岡山が産んだ男性ホルモン、服部玄太です。
服部は同期の中できっと1番モテていたので、ひそかに嫉妬するとともに、尊敬もしていました。
知り合ったのは高校1年生のとき。
岡山からのこのこ上京してきた玄太くんは当時から甘いマスクで異性を惑わし、掌の上で転がしていました。しかも、運動神経抜群・成績優秀と非の打ち所が無いパーフェクトヒューマンです。
そんな服部ですが、お酒・異性・同性の話題がつきず、帰りの電車では楽しい話を沢山聞かせてくれました。
部活の話をするのを忘れてました。こんなユーモアのある服部ですが、部活においては一貫した努力を見せていました。抜群の運動神経と高いコミュニケーション能力で先輩・後輩と良好な関係を築き、自身の能力を飛躍させていたと思います。
僕が同期の中で誰を1番尊敬してたかと聞かれたら、もしかしたら服部なのかもしれません。
男として、プレイヤーとして、人間として、映画の主人公のような彼はきっとみんなの心を鷲掴みにするブログを書いてくれると思います。
それでは、よろしくお願いします。
