【引退ブログ Vol.9】 髙橋未楽(エペ/環境情報学部/立教新座高等学校出身)
【引退ブログ Vol.9】 髙橋未楽(エペ/環境情報学部/立教新座高等学校出身)

エペ4年の髙橋未楽です。
佐藤、紹介ありがとう!
せっかくなので、紹介してくれた佐藤との思い出について少し語りたいと思います。
まず何と言っても、このフェンシング部の中で一番いろいろなことを話した相手です。
帰る方向が唯一一緒だったので、フェンシングのことから漫画、趣味のカラオケの話まで、本当にたくさん話しました。
その中でも特に印象に残っているのは、幹部や他の部員に対しての愚痴?要望?について語り合った時間です。他種目が練習をやりすぎて怪我人が出て、結果的に練習できなくなっていることは本末転倒じゃないかとか、多種目に口出ししすぎではないかとか。
4年エペ陣だけでよくこれらのことについて話すことがあったのですが、佐藤は幹部や他のメンバーに対して直接噛みつきにいくタイプでした(笑)。そのためもちろん会議の際によくぶつかっているところを目撃し、「今日もバチってるな」と内心微笑んでいた自分がいます。
そんな彼も、4月から日本航空のパイロットとして勤務することになります。実は彼にパイロットという進路を勧めたのは僕でした。先輩に紹介されたのをきっかけに「一緒に受けない?」と軽く誘ってみたら.......佐藤だけ内定してしまいました。(涙)
福岡空港勤務になったら、毎年九州のランキング大会出て、ついでに美味しい九州料理と日本酒
を堪能しようね。
さて、佐藤との思い出はこの辺にしておいて、これからは僕自身が考えていたこと、そして同期への思いの2つについて書こうと思います。
「興味を持ったことに対して全力で取り組む」
これは僕が人生のスローガンにしている言葉です。この言葉を軸に、自分なりに最大限にフェンシングに全力で取り組み、同時に大学生活の様々なことにも全力で取り組んできました。
部員の皆さんはもちろん知っていると思いますが、フェンシング部で僕は一番自由にさせてもらっていた存在だったと思います。
部の名前を借りて試合に出て、外部で練習し、ダンスサークルにも所属する。歴代でもなかなかいないタイプではないでしょうか。
ただ、誤解してほしくないのは、僕がフェンシング部が嫌いだから練習に行かなかったとか、部を蔑ろにしようとしていたわけでは決してない、ということです。
むしろフェンシング部は大好きでしたし、部の方針や部員強化について本気で相談してくれたメンバーには、本気で向き合っていました。
自分のスローガン通り、全力で取り組んでいる人には僕なりに全力で応えたつもりです。
もちろん、同期はじめ、部員全員が納得する形ではなかったと思います。ですが、十人十色ならぬ「同期18人18色」。その中の少し眩しすぎた1色だと思っていただければ幸いです。
そんな愛すべき同期に対して数えきれないほどの思い出がありますが、全てを書いていたら寿命が尽きるまで止まらなそうなので、厳選して一つだけ書き残したいと思います。
本当に、いろいろなことがあった代でした。
佐藤と南里の不仲、自己中なエペ陣、やる気のないメンバー、部活に参加しないNTCメンバー......。
それでも、代として見ればある程度結果を残してしまったがゆえに、扱いづらい代だったと思います。
18人全員が揃ったのは4年の早慶戦と納会の2回だけだったのではないでしょうか。それくらい、それぞれの目標や優先事項が揃わなかった代でした。それでも納会の場で、全員が口を揃えて「最後に18人揃ってよかった」と言ったことは、今でも強く印象に残っています。最後の最後で、ようやく思いが一つになった瞬間だったと思います。
前述したように、18人18色の個性豊かな同期に恵まれたことは、大学生活の中で忘れられない時間です。たくさん迷惑をかけて、そしてかけ合った同期には、感謝してもしきれません。本当に、本当にありがとう!!
そしてOBOGとなった今、いつかまた18人全員で集まれる日が来ることを、心から楽しみにしています。
最後に、ご指導いただいた監督・コーチ・OB OGの皆様、応援してくださったフェンシング部関係者の皆様、そして同期・後輩のみんなへ。
4年間、本当にありがとうございました。
それでは、次の人に引退ブログのバトンを渡したいと思います。
次はフェンシング部の姉御、マネージャーの田部井智恵ちゃんです。
ちえちゃんは、しっかり者に見えて意外と抜けているところのある愛すべき同期です。そんな彼女はオーストラリアへ留学に飛び立ち、現地での生活をInstagramで発信する姿から、普段の落ち着いた雰囲気とは違う、行動力のある一面を感じさせてくれました(投稿が7つほどで止まってしまったのは少し残念ですが……笑)。帰国後は、その1年間のブランクを取り戻すかのように、選手一人ひとりに目を配り、常に周囲を支える献身的な姿勢を見せてくれました。
自我が強く、意見がぶつかることも多かった僕たちの代の中で、ちえちゃんは数少ない"敵がいない"存在だったと思います。誰に対しても分け隔てなく接してくれるその人柄のおかげで、僕が本当にたまに部活に顔を出したときも、鶴田ルームでたわいもない話をして笑い合う穏やかな時間がありました。その何気ない時間は、今でも大切な思い出です。
ちえちゃんはもう一年大学生を続けるとのことなので、これからは監査代として、引き続きフェンシング部に貢献してくれることでしょう(圧)。
そんな優しさと献身性を持ち合わせた智恵ちゃんが、どんな引退ブログを書くのか楽しみで夜も眠れませんね。それではちえちゃん、よろしくお願いします!!
